「♯IV7」の版間の差分
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== '''VII''' へのドミナント '''♯IV7''' == | == '''VII''' へのドミナント '''♯IV7''' == |
2025年4月21日 (月) 22:41時点における最新版
キーや文脈によっては ♭V7 と表記されることも少なくない。
和声的機能は、VII へのドミナント機能であるが、IV へのドミナント I7 のトライトーン代理として使われるケースも目立つ。
対応するスケールは、ミクソリディアン、ミクソリディアン♯4、オルタード・スケール、半音-全音ディミニッシュ・スケールのほか、ホール・トーン・スケールが好まれるケースもある。
VII へのドミナント ♯IV7
キーによっては、便宜的に ♭V7 と表記されることもある。
主にエクステンデッド・ドミナントで使われるケースが多いと思われる。 対応するスケールは、ミクソリディアン、ミクソリディアン♯4、オルタード・スケールであろう。
IV へのドミナント I7 のトライトーン代理の ♯IV7
♭V7 と表記されることも少なくない(本来、そのように表記されるべきなのかもしれない)。
♯IV7(♭V7)は、IV へのドミナント機能 I7 のトライトーン代理である場合がある。 対応するスケールは、ミクソリディアン、ミクソリディアン♯4、ホール・トーン・スケール、半音-全音ディミニッシュ・スケールである。
関係コードとして ♯Im7(♭IIm7)が先行する場合があり、このとき ♯IV7(♭V7)には原則としてミクソリディアンが対応する。
主な進行先は、メジャー・キーではサブドミナント・メジャー IVmaj7 やブルージーなサブドミナント・メジャー IV7が、また、マイナー・キーではサブドミナント・マイナー IVm7 がある。
メジャー・キーにおいて、♯IV7(♭V7)がサブドミナント・メジャー IVmaj7 に進行するとき、対応するスケールがホール・トーン・スケールとなることがある。 これは、サブドミナント・メジャーへのセカンダリ・ドミナント I7 やその代理コードである III7 がいずれもホール・トーン・スケールが対応することと大いに関係がある。
- ホール・トーン・スケールで演奏が可能な楽曲の例
- Beautiful Friendship(Jerome Kern)の2小節目
- Everything I Love(Cole Poter)の2小節目
- 半音-全音ディミニッシュ・スケールの例
- Naima's Love Song(John Hicks)の8小節目、24小節目(ターン・アラウンド)