「VIIm7(♭5)-III7」の版間の差分
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2024年10月18日 (金) 07:24時点における版
VIIm7(♭5)-III7 は、広義の「トゥ・ファイブ」といえる。 ドミナント機能をもつ III7 に対する関係コードとして VIIm7(♭5) が先行している。
VIIm7(♭5)-III7 は、エクステンデッド・ドミナントの一環として VI7 または ♭III7(それぞれ関係コードが先行する場合も含む)に進行することがある。
このほかメジャー・キーにおいて VIIm7(♭5)-III7 は、サブドミナント・メジャー IVmaj7 へのセカンダリ・ドミナント I7 の代理コード、IV へのドミナント、平行調のドミナントなどとして機能する III7 と、それに関係コードとして先行する VIIm7(♭5) のペアである。
このように、VIIm7(♭5)-III7 の大半はメジャー・キーにおいて使われる。 マイナー・キーで使われるのは、III7 がエクステンデッド・ドミナントの一環であるときくらいではないかと思われる。
III7 の関係コードは、VIIm7(♭5) のほかに VIIm7 があるが、メジャー・キーのにおいては VIIm7(♭5) が選択されることが多い。 これは、VIIm7(♭5) がナチュラル・メジャー・スケールの7度のダイアトニック・コードであるからと考えられる。
VIIm7(♭5) が関係コードとして先行するとき、III7 に対応するスケールは、原則としてフリジアン♯3かオルタード・スケールとなる。