「ペダル・ポイント」の版間の差分

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ページの作成:「声部としてのベースまたはソプラノが、一連のコード進行において特定の音(ふつうトニックまたはドミナント)にとどまることをいう。 == ベース・ペダル・ポイントとソプラノ・ペダル・ポイント == ジャズ和声で扱うのは、声部としてのベースが特定の音にとどまるベース・ペダル・ポイントで、主に口頭では「ベース・ペ…」
 
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== ベース・ペダル・ポイントとソプラノ・ペダル・ポイント ==
== ベース・ペダル・ポイントとソプラノ・ペダル・ポイント ==


[[ジャズ和声]]で扱うのは、声部としての[[ベース]]が特定の音にとどまるベース・ペダル・ポイントで、主に口頭では「ベース・ペダル」と省略されることが多い。例えば、'''[[I/V]]'''-'''[[Idim7/V]]'''-'''[[IIm7/V]]'''-'''[[V7]]''' のように、いわゆる[[分数コード]]で特定のベース音を指定した[[コード・シンボル]]が連続する(ただし、ベース音とコードのルートが一致する場合を除く)。
[[ジャズ和声]]で扱うのは、声部としての[[ベース音|ベース]]が特定の音にとどまるベース・ペダル・ポイントで、主に口頭では「ベース・ペダル」と省略されることが多い。また、単に「ペダル・ポイント」または「ペダル」といったときには、ジャズではふつうベース・ペダル・ポイントを指す。
 
ベース・ペダル・ポイントでは、例えば '''[[I/V]]'''-'''[[Idim7/V]]'''-'''[[IIm7/V]]'''-'''[[V7]]''' のように、いわゆる[[分数コード]]で特定のベース音を指定した[[コード・シンボル]]が連続する(ただし、ベース音とコードのルートが一致する場合を除く)。


ベース・ペダル・ポイントのとき、ベース音は、上の例の '''Idim7/V''' のようにコードに対応するスケールに含まれない場合がある。
ベース・ペダル・ポイントのとき、ベース音は、上の例の '''Idim7/V''' のようにコードに対応するスケールに含まれない場合がある。


ソプラノ・ペダル・ポイントは、ジャズでは作編曲の技法として部分的に使われていることがある。例えば、One Note Sambaの冒頭16小節のメロディは、ソプラノ・ペダル・ポイントと解釈することも可能であろう。
ソプラノ・ペダル・ポイントは、ジャズでは作編曲の技法として部分的に使われていることがある。例えば、''One Note Samba''の冒頭16小節のメロディは、ソプラノ・ペダル・ポイントと解釈することも可能であろう(ドミナント・ペダル・ポイントとトニック・ペダル・ポイントの両方が使われている)。


== トニック・ペダル・ポイントとドミナント・ペダル・ポイント ==
== トニック・ペダル・ポイントとドミナント・ペダル・ポイント ==

2026年1月25日 (日) 12:12時点における最新版

声部としてのベースまたはソプラノが、一連のコード進行において特定の音(ふつうトニックまたはドミナント)にとどまることをいう。

ベース・ペダル・ポイントとソプラノ・ペダル・ポイント

ジャズ和声で扱うのは、声部としてのベースが特定の音にとどまるベース・ペダル・ポイントで、主に口頭では「ベース・ペダル」と省略されることが多い。また、単に「ペダル・ポイント」または「ペダル」といったときには、ジャズではふつうベース・ペダル・ポイントを指す。

ベース・ペダル・ポイントでは、例えば I/V-Idim7/V-IIm7/V-V7 のように、いわゆる分数コードで特定のベース音を指定したコード・シンボルが連続する(ただし、ベース音とコードのルートが一致する場合を除く)。

ベース・ペダル・ポイントのとき、ベース音は、上の例の Idim7/V のようにコードに対応するスケールに含まれない場合がある。

ソプラノ・ペダル・ポイントは、ジャズでは作編曲の技法として部分的に使われていることがある。例えば、One Note Sambaの冒頭16小節のメロディは、ソプラノ・ペダル・ポイントと解釈することも可能であろう(ドミナント・ペダル・ポイントとトニック・ペダル・ポイントの両方が使われている)。

トニック・ペダル・ポイントとドミナント・ペダル・ポイント

ベース・ペダル・ポイントとソプラノ・ペダル・ポイントのいずれの場合においても、その声部がとどまる特定の音は、原則としてトニックまたはドミナントのいずれかの音である。それぞれ、トニック・ペダル・ポイント、ドミナント・ペダル・ポイントというが、一般に、「トニック・ペダル」、「ドミナント・ペダル」のように省略することが多い。