VIIm7-III7

提供:コード辞典
2024年10月17日 (木) 09:34時点におけるNaoki Yoshioka (トーク | 投稿記録)による版

VIIm7-III7 は、広義の「トゥ・ファイブ」といえる。 ドミナント機能をもつ III7 に対する関係コードとして VIIm7 が先行している。

VIIm7-III7 は、エクステンデッド・ドミナントの一環として VI7 または ♭III7(それぞれ関係コードが先行する場合も含む)に進行することがある。

このほかメジャー・キーにおいて VIIm7-III7 は、サブドミナント・メジャー IVmaj7 へのセカンダリ・ドミナント I7代理コードIV へのドミナント平行調ドミナントなどとして機能する III7 と、それに関係コードとして先行する VIIm7 のペアである。

このように、VIIm7-III7 の大半はメジャー・キーにおいて使われる。 マイナー・キーで使われるのは、III7 がエクステンデッド・ドミナントの一環であるときくらいではないかと思われる。

III7 の関係コードには、VIIm7 のほかに VIIm7(♭5) があり、メジャー・キーでは原則として VIIm7(♭5) が使われる。 なぜなら、VIIm7(♭5)ナチュラル・メジャー・スケールの7度のダイアトニック・コードだからである。

ところが、メジャー・キーであってもIII7 の関係コードとして VIIm7 が選択されることもある。 VIIm7 の5度のコード・トーン階名「ファ♯」)に加えて、対応するドリアンの2度と6度(それぞれ階名「ド♯」「ソ♯」)がメジャー・スケール上に存在しない音であるため、独特の効果が得られる。