ペダル・ポイント
提供: コード辞典
声部としてのベースまたはソプラノが、一連のコード進行において特定の音(ふつうトニックまたはドミナント)にとどまることをいう。
ベース・ペダル・ポイントとソプラノ・ペダル・ポイント
ジャズ和声で扱うのは、声部としてのベースが特定の音にとどまるベース・ペダル・ポイントで、主に口頭では「ベース・ペダル」と省略されることが多い。例えば、I/V-Idim7/V-IIm7/V-V7 のように、いわゆる分数コードで特定のベース音を指定したコード・シンボルが連続する(ただし、ベース音とコードのルートが一致する場合を除く)。
ベース・ペダル・ポイントのとき、ベース音は、上の例の Idim7/V のようにコードに対応するスケールに含まれない場合がある。
ソプラノ・ペダル・ポイントは、ジャズでは作編曲の技法として部分的に使われていることがある。例えば、One Note Sambaの冒頭16小節のメロディは、ソプラノ・ペダル・ポイントと解釈することも可能であろう。
トニック・ペダル・ポイントとドミナント・ペダル・ポイント
ベース・ペダル・ポイントとソプラノ・ペダル・ポイントのいずれの場合においても、その声部がとどまる特定の音は、原則としてトニックまたはドミナントのいずれかの音である。それぞれ、トニック・ペダル・ポイント、ドミナント・ペダル・ポイントというが、一般に、「トニック・ペダル」、「ドミナント・ペダル」のように省略することが多い。