VIIm7-III7
提供:コード辞典
VIIm7-III7 は、広義の「トゥ・ファイブ」といえる。 ドミナント機能をもつ III7 に対する関係コードとして VIIm7 が先行している。
VIIm7-III7 は、エクステンデッド・ドミナントの一環として VI7 または ♭III7(それぞれ関係コードが先行する場合も含む)に進行することがある。
このほかメジャー・キーにおいて VIIm7-III7 は、サブドミナント・メジャー IVmaj7 へのセカンダリ・ドミナント I7 の代理コード、IV へのドミナント、平行調のドミナントなどとして機能する III7 と、それに関係コードとして先行する VIIm7 のペアである。
このように、VIIm7-III7 の大半はメジャー・キーにおいて使われる。 マイナー・キーで使われるのは、III7 がエクステンデッド・ドミナントの一環であるときくらいではないかと思われる。