II7-V7 vs IIm7(♭5)-V7 vs ♭VI7-V7

提供:コード辞典
2024年9月25日 (水) 09:55時点におけるNaoki Yoshioka (トーク | 投稿記録)による版 (ページの作成:「マイナー・キーにおいて、'''II7'''-'''V7''''''IIm7<sup>(♭5)</sup>'''-'''V7''''''♭VI7'''-'''V7''' は混同しやすい。 それぞれのコードとスケールを整理すると次の通りになる。 ; '''II7''' : ダブル・ドミナント(主に、オルタード・スケールフリジアン♯3) ; '''IIm7(♭5)''' : ドミナント '''V7'''…」)
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マイナー・キーにおいて、II7-V7IIm7(♭5)-V7♭VI7-V7 は混同しやすい。

それぞれのコードとスケールを整理すると次の通りになる。

II7
ダブル・ドミナント(主に、オルタード・スケールフリジアン♯3
IIm7(♭5)
ドミナント V7 に先行する関係コードロクリアン
♭VI7
ダブル・ドミナント II7トライトーン代理ミクソリディアン♯4


本稿で比較検討する3つのコード進行のうち、それぞれ後半の V7 は共通しているので、問題は前半部分ということになる。 IIm7(♭5)II7♭VI7 に対応するスケールをまとめると次の通り(以下、説明で階名を用いるので、キーをAマイナーとしている)。

特にメロディによっては、どのコードでもよい場合、いずれかのコードでなくてはならない場合があるので注意が必要だ。

  • IIm7(♭5)-V7 でなくてはならない場合
    • (調査中)
  • II7-V7 または ♭IV7-V7 でなくてはならない場合
    • Alone Together (Arthur Schwartz)42小節目。前半のメロディの階名「ド」はIIm7(♭5) に対してアボイド。
  • II7-V7 または ♭IV7-V7 が好まれる場合
    • Autumn Leaves (Joseph Kosma)の29-30小節目。IIm7(♭5)で演奏している録音は極めて少ない。