Imaj7-IVm7-♭VII7-♭VIIm7-♭III7=IIImaj7-IVm7-II7-IIm7-V7のソースを表示

{| class="wikitable"
|- 
| '''[[Imaj7]]''' || '''[[IVm7]]''' || '''[[♭VII7]]''' || ||
|-
| || '''[[VIm7]]''' || '''[[II7]]''' || '''[[IIm7]]''' || '''[[V7]]'''
|}

この[[転調]]は次のように説明できる。

; 転調前
:* '''Imaj7'''：[[トニック・メジャー]]
:* [[IVm7-♭VII7|'''IVm7'''-'''♭VII7''']]：全体として[[サブドミナント・マイナー]]。[[メジャー・キー]]のサブドミナント・マイナーだが転調先との[[ピボット]]になっている都合で[[マイナー・セブンス・コード]]になっている。
; 転調後
:* [[VIm7-II7|'''VIm7'''-'''II7''']]：[[ダブル・ドミナント]]
:* [[IIm7-V7|'''IIm7'''-'''V7''']]：[[ドミナント]]

転調前のメジャー・キーのサブドミナント・マイナーと転調後のダブル・ドミナントがピボットになっている。
この広義の「[[トゥ・ファイブ]]」のペアに対応するスケールであるが、'''IVm7'''='''VIm7''' は[[ドリアン]]、'''♭VII7'''='''II7''' は、[[ミクソリディアン]]であろう。

ただし、'''♭VII7'''='''II7''' について、メジャー・キーのサブドミナント・マイナー[[代理コード|代理]] '''♭VII7''' はもともと[[ミクソリディアン♯4]]であるし、ダブル・ドミナント '''II7''' もミクソリディアン♯4が好まれる。
直前に '''IVm7'''='''VIm7''' が存在するため、原則論としてはミクソリディアンということになるのだが、実際にはそれほど区別されていないようだ。

また、'''IVm7'''='''VIm7''' についても[[ドリアン]]と書いてみたものの、メジャー・キーの '''IVm7''' は本来 '''[[IVmmaj7]]'''（'''IVm6'''）で[[アイオニアン♭3]]が対応し、また '''VIm7''' に対応する[[スケール]]は原則として[[エオリアン]]であるので、このあたりがどのスケールにもとづくかはほとんどの場合[[メロディ]]では判別不能で、[[ソロ]]中もある程度どのスケールでも許容されるようである。

このような転調として、次のような例をあげることができる。

* ''Everything Happens To Me''（Matt Dennis）26-28小節目

[[Category:メジャー・キーから短6度上のメジャー・キーへの転調]]
[[Category:Imaj7]]
[[Category:IVm7]]
[[Category:♭VII7]]
[[Category:VIm7]]
[[Category:II7]]
[[Category:IIm7]]
[[Category:V7]]
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