「4度の掛留和音」の版間の差分

提供:コード辞典
ページの作成:「いわゆるsus4コード(sus4 は、suspended 4th の略)として知られる。 本来、長3度のコード・トーンだったものを完全4度に変化させたコードをいう。 こんにち、ジャズ和声では、原則として4度の係累和音はドミナント・セブンス・コードに対してのみ考える。 したがって、ジャズにおいて単に「4度の係累和音」というときには、一般的にル…」
(相違点なし)

2024年12月22日 (日) 22:40時点における版

いわゆるsus4コード(sus4 は、suspended 4th の略)として知られる。 本来、長3度のコード・トーンだったものを完全4度に変化させたコードをいう。

こんにち、ジャズ和声では、原則として4度の係累和音はドミナント・セブンス・コードに対してのみ考える。 したがって、ジャズにおいて単に「4度の係累和音」というときには、一般的にルート、完全4度、完全5度、短7度の音をコード・トーンに持つコードを指す。

ただし、伝統的な音楽やほかのポピュラー音楽では、メジャー・コードメジャー・トライアドも含む)に対して4度の係累和音を想定し、また表記されることもある。

コード・シンボルは、完全4度に変化させる前のコード・シンボルに対して「sus4」を加える。

私は、ジャズ和声において、すべての4度の係累和音は原則として、分数コードを使って表記することが可能だと考えている。 また、伝統的な音楽やほかのポピュラー音楽におけるメジャー・コードの4度の係累和音についても同様に、分数コードで代替できることが多いであろう。