「トニック・マイナー」の版間の差分
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Naoki Yoshioka (トーク | 投稿記録) ページの作成:「マイナー・キーにおけるもっとも基本的な和声的機能でマイナー・キーで書かれた楽曲の主要なセクションを占める。 すなわち、マイナー・キーの大半の曲はトニック・マイナーで終わり、また多くの曲はトニック・マイナーで始まる。 また、一時的な転調のある楽曲であっても、大抵の場合トニック・マイナーがその曲の主要な部分を占め…」 |
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2024年10月13日 (日) 23:47時点における最新版
マイナー・キーにおけるもっとも基本的な和声的機能でマイナー・キーで書かれた楽曲の主要なセクションを占める。 すなわち、マイナー・キーの大半の曲はトニック・マイナーで終わり、また多くの曲はトニック・マイナーで始まる。 また、一時的な転調のある楽曲であっても、大抵の場合トニック・マイナーがその曲の主要な部分を占める。
ただ、マイナー・キーの曲は平行調と行き来することが大半であるため、曲の始め、または終わりが平行調のトニック・メジャーであるケースも少なくない。
トニック・マイナーは、メロディや曲想によって Im7、Im6、Immaj7 のいずれかとなる。 また、前後のコードによって対応するスケールが決まることもある。
ただし、メロディ等によっていずれかに決められない場合もあり、そのようなときは、私は単に Im と書いて奏者に選択を任せる方法を提案したい。
Im7 は、ナチュラル・マイナー・スケールの、また Im6 と Immaj7 はメロディック・マイナー・スケールの1度のダイアトニック・コードである(Immaj7 はハーモニック・マイナー・スケールの1度のダイアトニック・コードということもできる)。
トニック・マイナーに対応するスケールは、Im6 や Immaj7の場合はアイオニアン♭3、また Im7 の場合はエオリアンまたはドリアンである。
トニック・マイナーは、トニック・メジャーと同様、およそどのコードへも進行することができるとされる。
トニック・マイナーの直前に来る主なコードとして、ドミナント V7、サブドミナント・マイナー IVm7 とその代理 ♭VII7 などをあげることができる。