「ピボット」の版間の差分
提供: コード辞典
Naoki Yoshioka (トーク | 投稿記録) ページの作成:「転調の手法のひとつ。 転調の際、あるコードが、転調前と転調後の両方のキーにおいてそれぞれ明確な和声的機能をもつことがある。このような転調技法のことをいい、また、このようなコードをピボット・コードということがある。 例えば、''All The Things You Are''(Jerome Kern)や''Fly Me To The Moon''(Bart Howard)の冒頭は、マイナー・キー…」 |
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例えば、''All The Things You Are''(Jerome Kern)や''Fly Me To The Moon''(Bart Howard)の冒頭は、[[マイナー・キー]]から[[平行調]]の[[メジャー・キー]]に転調している。 | 例えば、''All The Things You Are''(Jerome Kern)や''Fly Me To The Moon''(Bart Howard)の冒頭は、[[マイナー・キー]]から[[平行調]]の[[メジャー・キー]]に転調している。 | ||
このとき2小節目の[[マイナー・セブンス・コード]]は、転調前のマイナー・キーで考えると[[サブドミナント・マイナー]] '''[IVm7]]''' であるが、転調後の平行調で考えると[[ドミナント]]の[[関係コード] '''[[IIm7]]''' である。 | このとき2小節目の[[マイナー・セブンス・コード]]は、転調前のマイナー・キーで考えると[[サブドミナント・マイナー]] '''[[IVm7]]''' であるが、転調後の平行調で考えると[[ドミナント]]の[[関係コード]]'''[[IIm7]]''' である。 | ||
このように、2小節目のコードが転調の前後でそれぞれ明確な和声的機能を持つことを利用して、スムーズな転調が行われていると考えることができる。 | このように、2小節目のコードが転調の前後でそれぞれ明確な和声的機能を持つことを利用して、スムーズな転調が行われていると考えることができる。 | ||
2026年7月2日 (木) 08:44時点における最新版
転調の手法のひとつ。
転調の際、あるコードが、転調前と転調後の両方のキーにおいてそれぞれ明確な和声的機能をもつことがある。このような転調技法のことをいい、また、このようなコードをピボット・コードということがある。
例えば、All The Things You Are(Jerome Kern)やFly Me To The Moon(Bart Howard)の冒頭は、マイナー・キーから平行調のメジャー・キーに転調している。 このとき2小節目のマイナー・セブンス・コードは、転調前のマイナー・キーで考えるとサブドミナント・マイナー IVm7 であるが、転調後の平行調で考えるとドミナントの関係コードIIm7 である。 このように、2小節目のコードが転調の前後でそれぞれ明確な和声的機能を持つことを利用して、スムーズな転調が行われていると考えることができる。
また、3小節目のコードについても、転調前はサブドミナント・マイナー代理 ♭VII7、 転調後の平行調ではドミナント V7 であり、それぞれ明確な機能をもつ。 よって、2小節目から3小節目にかけてピボットによる転調が行われていると考えることができる。
このように、ピボットは、必ずしも1つのコードではなく、2個程度の連続したコードで成立していることもある。