「4度の掛留和音」の版間の差分
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Naoki Yoshioka (トーク | 投稿記録) ページの作成:「いわゆるsus4コード(sus4 は、suspended 4th の略)として知られる。 本来、長3度のコード・トーンだったものを完全4度に変化させたコードをいう。 こんにち、ジャズ和声では、原則として4度の係累和音はドミナント・セブンス・コードに対してのみ考える。 したがって、ジャズにおいて単に「4度の係累和音」というときには、一般的にル…」 |
Naoki Yoshioka (トーク | 投稿記録) 編集の要約なし |
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2025年5月28日 (水) 21:21時点における版
いわゆるsus4コード(sus4 は、suspended 4th の略)として知られる。 本来、長3度のコード・トーンだったものを完全4度に変化させたコードをいう。
こんにち、ジャズ和声では、原則として4度の掛留和音はドミナント・セブンス・コードに対してのみ考える。 したがって、ジャズにおいて単に「4度の掛留和音」というときには、一般的にルート、完全4度、完全5度、短7度の音をコード・トーンに持つコードを指す。
ただし、伝統的な音楽やほかのポピュラー音楽では、メジャー・コード(メジャー・トライアドも含む)に対して4度の掛留和音を想定し、また表記されることもある。
コード・シンボルは、完全4度に変化させる前のコード・シンボルに対して「sus4」を加える。
私は、ジャズ和声において、すべての4度の掛留和音は原則として、分数コードを使って表記することが可能だと考えている。 また、伝統的な音楽やほかのポピュラー音楽におけるメジャー・コードの4度の掛留和音についても同様に、分数コードで代替できることが多いであろう。