オルタード・♯5・スケール

提供: コード辞典
2026年2月4日 (水) 10:22時点におけるNaoki Yoshioka (トーク | 投稿記録)による版 (使用されている例)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)

ハーモニック・メジャー・スケールの第3モード

ドミナント・セブンス・コードに対応するスケールの1つで、 スーパー・ロクリアン♯5とも呼ばれる。 異名同音を厳格に区別しない。

使用されている例

サブドミナント・メジャーへのセカンダリ・ドミナント I7 の代理コード III7

メジャー・キーでは、しばしばサブドミナント・メジャー IVmaj7 に対して III7 から進行することがある。このときの III7 に対応するコードがオルタード・♯5・スケールとなっている可能性がある。詳しくは、III7 を参照のこと。

ブルージーなトニック・メジャー I7

ブルージートニック・メジャー I7において、メロディに階名「ソ」が使われているとき、オルタード・♯5・スケールが対応することがある。テーマにおけるメロディのほか、ソロにおいてもこのスケールに基づいている可能性は否定できないだろう。

  • Driftin'(Herbie Hancock)の1小節目。
  • Sno' Peas(Phil Markowicz)の1小節目。

テンションも含めたコード表記は、I7alt として差し支えないだろう。

その他

Dolphin Dance(Herbie Hancock)の初録音(アルバムTakin' Off所収)を聞くと、テーマの冒頭から数えて37小節目(前テーマの後ろ2小節目、後テーマが入ってきて3小節目)で、ほとんど耳にすることのないコードが使われている。このコードはしばしば C7/E♭VI7/I)のように記譜されるが、この C7VI7)に対して使われているコードがCオルタード・♯5・スケールである。

このとき、テンションも含めたコード表記を C7alt/E♭ としてしまうとオルタード・♯5・スケールであることが明確にならない。したがって、C7(♯9, ♭13)/E♭ あたりが無難だろうか。