代理コード

提供:コード辞典
2024年9月22日 (日) 21:49時点におけるNaoki Yoshioka (トーク | 投稿記録)による版
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ある和声的機能を代表するコードに代わって演奏されるコードであって、かつ、もとのコードとほぼ同じ和声的機能を維持しているコードをいう。

次のような場合に、あるコードの代理コードとして別のコードが機能するとき、次のような傾向がある。

  • 元のコードと代理コードは、コード・トーンの多くが共通している。
  • 元のコードと代理コードのそれぞれ対応するスケールを比較すると、ほとんどの音が共通している。また、アボイドが同じ音であるなどの共通点が多い。

また、ドミナント・セブンス・コードドミナント機能を持つとき、そのコードのルートの増4度または減5度上のをルートとするドミナント・セブンス・コードが代理コードになりうる。 これら2つのコードは、異名同音を区別しなければコード・トーンの長3度と短7度がつくるトライトーンを共有している。 したがって、この関係による代理コードを特にトライトーン代理という。