あるコードにおいて、声部としてのベースが演奏する音。
一般にコードのルートがベース音となるが、それ以外の音がベース音となることもある。
そのとき、コード・シンボルでベース音を明示する。
一般にジャズ和声では、ベース音の指定がある場合であっても、和声的機能はベース音の指定がない場合と変わらない。
また、一般にコードのルート以外でベース音となる音は、そのコードに対応するスケール上の音(コード・トーンを含む)であるが、コードに対応するスケールにない音であってもトーナル・センターまたはトーナル・センターの完全5度上の音(一時的に転調している場合は転調先のもの)がベース音になる場合もある。