IIdim7

提供:コード辞典
2024年10月13日 (日) 14:55時点におけるNaoki Yoshioka (トーク | 投稿記録)による版 (ページの作成:「'''IVdim7'''、'''♭VIdim7'''、'''VIIdim7''' とともに、私はサブドミナント・ディミニッシュだと考えている。 サブドミナントとは4度の気取ったいい方なので、「サブドミナント・ディミニッシュ」とは、「4度(をルートとする)ディミニッシュ(・コード)」、すなわち '''IVdim7''' であるが、同じ和声的機能…」)
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IVdim7♭VIdim7VIIdim7 とともに、私はサブドミナント・ディミニッシュだと考えている。 サブドミナントとは4度の気取ったいい方なので、「サブドミナント・ディミニッシュ」とは、「4度(をルートとする)ディミニッシュ(・コード)」、すなわち IVdim7 であるが、同じ和声的機能を持つ転回形も含める。

ただし、メジャー・キーとマイナーキーの双方において、IIdim7 の使用例は極めて少ないものと思われる。

実際、ハーモニック・メジャー・スケールハーモニック・マイナー・スケールのそれぞれ第2モードであるドリアン♭5ロクリアン♯6を注意深く観察すると、いずれにも IIdim7 が含まれているものの、これらのダイアトニックとしては、IIdim7 ではなく、スケールの2度から機械的に3度を積み重ねた IIm7(♭5) を想定すべきだと考える。 それぞれの第2モードとともに使われている例があるからである。

IIdim7 に対応するスケールは、メジャー・キーの場合ドリアン♭5、マイナー・キーの場合ロクリアン♯6ディミニッシュ・スケールである可能性はゼロではないかもしれないが、原則としてはディミニッシュ・スケールが対応すると考えられる。

今後の事例研究をお待ちいただきたい。