サブドミナント

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2024年9月28日 (土) 08:53時点におけるNaoki Yoshioka (トーク | 投稿記録)による版 (ページの作成:「本来は、キーに対応するメジャー・スケールマイナー・スケールの4度(4番目の音)の「気取った呼び方」。 これらのスケールでは、トニック(スケールの最初の音)の完全4度にあたる。 転じて、その音をルートとするダイアトニック・コード、およびそのコードのもつ和声的機能を指すことも多い。 メジャー・キーで…」)
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本来は、キーに対応するメジャー・スケールマイナー・スケールの4度(4番目の音)の「気取った呼び方」。 これらのスケールでは、トニック(スケールの最初の音)の完全4度にあたる。

転じて、その音をルートとするダイアトニック・コード、およびそのコードのもつ和声的機能を指すことも多い。

メジャー・キーでは、ナチュラル・メジャー・スケールの4度のダイアトニック・コード IVmaj7IV6)と、その和声的機能であるサブドミナント・メジャーを、また、マイナー・キーでは、ナチュラル・マイナー・スケールの4度のダイアトニック・コード IVm7 と、その和声的機能であるサブドミナント・マイナーをいう。

例えば、IVmaj7 を口頭で、「4度メジャー(・セブンス)」のようにいうが、この「4度」という部分を多少気取って「サブドミナント」に置き換えると「サブドミナント・メジャー」となる。 つまり、「サブドミナント・メジャー」とは、「トーナル・センターの(完全)4度上をルートとするメジャー・コード」という意味である。

したがって、VI7 を「サブドミナント・セブンス」ということも可能であろう。 私は、ディミニッシュ・コードIVdim7♭VIdim7VIIdim7IIdim7 のグループを、サブドミナント・ディミニッシュと呼んでいる。