声部
提供:コード辞典
(外声から転送)
曲のなかで、メロディやソロ、あるいはピアノやギターなどによるコードの伴奏が実際にどのように演奏されているかをいう。 ボイスともいい、一般に外声と内声に分けられる。
また、当サイトのコードはルートから順にコード・トーンを積み重ねたモデル(私は「串団子モデル」と呼ぶ)で示している。 ところが、実際にピアニストやギタリストの演奏するコードや、ビッグ・バンドの各セクションの伴奏パートのコードは、そのような串団子モデルで演奏しているわけではない。 ピアニストのようなコード楽器奏者や編曲者が、コード・シンボルから具体的な演奏方法を決めることをボイシングという。
外声
外声とは、アンサンブルにおける楽音のなかで一番高音と低音をパートを指す。
一番高音の外声として、メロディやソロを想定しておけばよい。 場合によっては、ピアノやギター、あるいはビッグ・バンドの各セクションがつくるコードによる伴奏の、 一番高音のパートによって演奏される音(トップ・ノート)も外声とみなすことがある。
また、一番低音の外声とはベース音が想定される。
実際には、メロディやソロがバンドの中でもっとも高音で演奏されているとは限らないが、モデルとしてはそのように考えて差し支えないだろう。
また、ベース音は、ベースの有無やベース奏者が実際にどの音を選択しているかに関わらず、さしあたり、コード・シンボルでベース音が指定されていればその音を、また、ベース音の指定がなければコードのルートのことだと考えてよいだろう。
内声
外声以外のボイスを内声という。