「ナポリタン・コード」の版間の差分
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Naoki Yoshioka (トーク | 投稿記録) ページの作成:「'''♭IImaj7''' を指す。 メジャー・キーとマイナー・キーの両方で使われる。 対応するスケールはリディアンで、原則としてドミナント '''V7''' に進行するが、ジャズではトニック・メジャーまたはトニック・マイナーに進行することもある。 ドミナント '''V7''' のトライトーン代理 '''♭II7''' と似ているが、原則と…」 |
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ドミナント '''V7''' の[[トライトーン代理]] '''[[♭II7]]''' と似ているが、原則として区別される。 | ドミナント '''V7''' の[[トライトーン代理]] '''[[♭II7]]''' と似ているが、原則として区別される。 |
2024年10月23日 (水) 21:32時点における最新版
♭IImaj7 を指す。 メジャー・キーとマイナー・キーの両方で使われる。
対応するスケールはリディアンで、原則としてドミナント V7 に進行するが、ジャズではトニック・メジャー Imaj7 またはトニック・マイナー [[Im] に進行することもある。
ドミナント V7 のトライトーン代理 ♭II7 と似ているが、原則として区別される。
♭IImaj7を、サブドミナント・マイナー代理とみなす意見もあるが、メジャー・キーのメロディック・メジャー・スケールやマイナー・キーのナチュラル・マイナー・スケールに基づいていないため、ナポリタン・コードという独自の和声的機能を与えるほうが明確に理解できると私は考える。
名前はナポリ楽派が好んだことに由来し、クラシック音楽ではいわゆる「ナポリの6度」♭IImaj7/IVとしてよく知られているが、こんにちのジャズではベース音にかかわらず ♭IImaj7 をナポリタン・コードと呼んでいる。