「♭II7」の版間の差分
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Naoki Yoshioka (トーク | 投稿記録) ページの作成:「キーによっては '''♯I7''' と表記されることもある。 ドミナント '''V7''' のトライトーン代理である。 メジャー・キーとマイナー・キーの両方で使われ、対応するスケールは、原則としてミクソリディアン♯4であるが、メジャー・キーにおいて、テーマのときに限り、メロディによっては半音-全音ディミニッシュ・スケ…」 |
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2024年10月19日 (土) 20:40時点における最新版
キーによっては ♯I7 と表記されることもある。
ドミナント V7 のトライトーン代理である。 メジャー・キーとマイナー・キーの両方で使われ、対応するスケールは、原則としてミクソリディアン♯4であるが、メジャー・キーにおいて、テーマのときに限り、メロディによっては半音-全音ディミニッシュ・スケールが対応する場合がある。
♭II7 とよく似て紛らわしいコードに、ナポリタン・コード ♭IImaj7 がある。
メジャー・キーにおけるドミナント V7 のトライトーン代理 ♭II7
♭II7 は、ドミナント V7 のトライトーン代理で、関係コードとして、 ♭VIm7 が先行することがある。
対応するスケールは、原則としてミクソリディアン♯4であるが、メジャー・キーの場合、テーマに限り、メロディによってはその他の半音-全音ディミニッシュ・スケールが対応することもある。
- ミクソリディアン♯4の例
- Satin Doll(D. Ellington, B. Strayhorn)の6小節目(関係コード ♭VIm7 が先行することもある)
メジャー・キーの ♭II7 は、トニック・メジャー Imaj7(I6)に進行する。
♭II7 または ♭IVm7-♭II7に対して進行するコードとしてはダブル・ドミナント II7(関係コードが先行する VIm7-II7 を含む)がある。
マイナー・キーにおけるドミナント V7 のトライトーン代理 ♭II7
マイナー・キーにおいて、ドミナント V7 のトライトーン代理に対応するスケールは、原則としてミクソリディアン♯4である。
マイナー・キーの ♭II7 は、トニック・マイナー Im に進行する。
♭II7 の関係コードとして、 ♭VIm7 が先行することがある。
マイナー・キーにおける ♭II7 の例は以下の通り。
- A Night In Tunisia(Dizzy Gillespie)の1小節目