「VIm7」の版間の差分
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Naoki Yoshioka (トーク | 投稿記録) ページの作成:「ナチュラル・メジャー・スケールの6度のダイアトニック・コードで、対応するスケールは原則としてナチュラル・マイナー・スケールの第6モードのエオリアンである。 ほとんどがメジャー・キーで用いられ、主な和声的機能は、トニック・メジャー'''Imaj7'''('''I6''')の代理コード、サブドミナント・メジャー '''IVmaj…」 |
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2024年9月30日 (月) 17:52時点における版
ナチュラル・メジャー・スケールの6度のダイアトニック・コードで、対応するスケールは原則としてナチュラル・マイナー・スケールの第6モードのエオリアンである。
ほとんどがメジャー・キーで用いられ、主な和声的機能は、トニック・メジャーImaj7(I6)の代理コード、サブドミナント・メジャー IVmaj7(IV6)の代理コード、平行調のトニック・マイナー、ダブル・ドミナント II7 に先行する関係コードである。
トニック・メジャー代理の VIm7
VIm7 の代表的な和声的機能は、トニック・メジャー Imaj7(I6)の代理コードである。 トニック・メジャー代理の Vim7 には次のような例がある。
- The Days Of Wine And Roses(Henry Mancini)の10小節目
- I Got Rhythm(George Gershwin)の1小節目後半、3小節目後半
- Misty(Erroll Garner)の5小節目後半
トニック・メジャー代理 VIm7 の主な進行先は次の通り。
- ドミナント V7 に先行する関係コードまたはサブドミナント・メジャー代理の IIm7
- サブドミナント・メジャー IVmaj7(IV6)
また、次のようなコードから進行する。
- トニック・メジャー Imaj7(I6)とその代理コード IIIm7
サブドミナント・マイナー代理の VIm7
VIm7 は、サブドミナント・メジャー IVmaj7(IV6)の代理コードとなることがある。 次項で説明する平行調のトニック・マイナーとピボットになっているケースも少なくない。
サブドミナント・メジャー代理の Vim7 には次のような例がある。
- Polka Dots And Moonbeams(Jimmy Van Heusen)の5小節目前半
サブドミナント・メジャー代理の Vim7 の進行先として次のようなコードがある。
- サブドミナント・マイナー IVmmaj7(IVm6)とその代理コード ♭VII7
平行調のトニック・マイナー
VIm7 が、平行調のトニック・マイナーの場合がある。 この場合、このコードは、平行調の側から見ると Im7 にあたり、対応するスケールは原則としてエオリアンだがドリアンであるケースもあるだろう。
以下は、平行調のトニック・マイナーと考えられる例である。
- All Of Me(Seymour Simmons)11-12小節目
ダブル・ドミナント II7 に先行する関係コード VIm7
メジャー・キーおよびマイナー・キーの両方において、VIm7が ダブル・ドミナント II7 に先行する関係コードであるケースがある。