トニック

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本来は、キーに対応するメジャー・スケールマイナー・スケールの1度(最初の音)の「気取った呼び方」。

転じて、その音をルートとするダイアトニック・コード、およびそのコードのもつ和声的機能を指すことも多い。

このとき、メジャー・キーでは、ナチュラル・メジャー・スケールの1度のダイアトニック・コード Imaj7I6)と、その和声的機能であるトニック・メジャーを指す。 また、マイナー・キーでは、ナチュラル・マイナー・スケールおよびマイナー・スケールとしてのドリアンの1度のダイアトニック・コード Im7 と、メロディック・マイナー・スケールの1度のダイアトニック・コード Immaj7Im6)、およびそれら和声的機能であるトニック・マイナーをいう。

Idim7 を口頭で、「1度ディミニッシュ」のようにいうが、この「1度」という部分を多少気取って「トニック」に置き換えると「トニック・ディミニッシュ」となる。 ジャズにおいて、トニック・ディミニッシュとは、♭IIIdim7♯IIdim7)、♯IVdim7VIdim7 も含めて、特徴的な和声的機能を持つ。