I/III

提供: コード辞典

I/III は、トニック・メジャー Imaj7(またはI6)において、コード・トーンの長3度をベース音に指定したもの。 したがって「分子」はメジャー・コードで、対応するスケールIアイオニアン

I/III は主にテーマで使われ、ソロのときは IIIm7 に置き換えられることも多い。 IIIm7 同様、ドミナント V7 、サブドミナント IVmmaj7IVm6)とその代理コード ♭VII7トニック・ディミニッシュ ♯IIdim7、トニック・ディミニッシュ代理または III へのドミナント VII7 などから進行することが多い。

I/III において、メロディに階名「ド」が使われていることが多い。I/III は、実質的に IIIm7 とほとんど同じ和声的機能を持つけれども、IIIm7 と表記しない理由は階名「ド」が IIIm7 の短6度のアボイドに相当するからである。メジャー・キーのフリジアンの IIIm7 に限り短6度表記を認めて IIIm7(♭6) と表記したり、あるいは、IIIm7(♯5)という表記で代用されたりすることもある。それらの意義は認めるけれども、ルールが複雑で一貫性も崩れたり、必ずしも直観的ではなかったりと、弊害も多いと私は考えている。I/III もソロ中は適宜 IIIm7 に置き換えてよいというのもやや複雑なルールともいえるわけで、悩ましい。