「♭IImaj7」の版間の差分

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2024年10月16日 (水) 10:45時点における版

キーによっては ♯Imaj7 で表記されることもある。

原則としてナポリタン・コードメジャー・キーマイナー・キーの両方で使われる。 対応するスケールリディアン

ドミナント V7トライトーン代理 ♭II7 とは区別される。

ナポリタン・コードのほか、トニック・メジャー Imaj7 から半音進行するものがある。 さらに、一時的な転調先でのトニック・メジャーサブドミナント・マイナーなどのメジャー・コードの場合があるほか、

メジャー・キーのナポリタン・コード ♭IImaj7

メジャー・キーにおける ♭IImaj7和声的機能は、ナポリタン・コードであり、対応するスケールリディアン

♭IImaj7 の進行先として、ドミナント V7トニック・メジャー Imaj7 がある。 また、♭IImaj7 で終わる曲もある。

  • V7 に進行する例
    • 調査中
  • Imaj7 に進行する例
    • Beatrice(Sam Rivers)の2-3小節目
    • On Green Dolphin Street(Bronisław Kaper)6-7小節目(1-7小節目をトニックまたはドミナントのペダル・ポイントで演奏されることも多い)
  • ♭IImaj7 で終わる曲の例
    • Pannonica(Thelonious Monk)♭IImaj7転調先のトニック・メジャーとの見方もあるだろう。しかし、直前の V7 の存在を見落としていないだろうか。少なくとも、ナポリタン・コードとのピボットであると考えられる。

♭IImaj7 へ進行するコードとして、ドミナント V7トニック・メジャー Imaj7ダブル・ドミナント II7 などがある。

マイナー・キーのナポリタン・コード ♭IImaj7

マイナー・キーにおける ♭IImaj7和声的機能は、ナポリタン・コードであり、対応するスケールリディアン

♭IImaj7 の進行先として、ドミナント V7トニック・マイナー Im7 がある。

  • Im7 から進行する例
    • Beatrice(Sam Rivers)の5-6小節目(平行調に転調している)、14-15小節目(同主調に転調している)
  • その他調査中

♭IImaj7 へ進行するコードとして、トニック・マイナー Im などがある。

  • Im7 から進行する例
    • Beatrice(Sam Rivers)の5-6小節目(平行調に転調している)、14-15小節目(同主調に転調している)
  • その他調査中

♭IImaj7 の前後のトニック・マイナーがマイナー・セブンス・コードとなり、対応するスケールが主にドリアンとなる傾向がある。

トニック・メジャーから半音進行する ♭IImaj7

♭IImaj7 は、トニック・メジャー Imaj7 から半音進行する過程で使われることがある。 このような場合、対応するスケールリディアンのほか、アイオニアンである場合もあると思われる。

このような進行の例には、以下のようなものがある。

  • Watch What Happens(Michel Legrand)の3-5小節目(Imaj7-♭IImaj7-IImaj7-♭IImaj7-Imaj7)、7-9小節目(Imaj7-♭IImaj7-IImaj7-♭IIImaj7-IIImaj7IIImaj7転調先の Imaj7

ただし、単に Imaj7♭IImaj7 を行き来するだけのような場合、♭IImaj7 はナポリタン・コードだと考える。