Imaj7-IVm7-♭VII7-♭VIIm7-♭III7=IIImaj7-IVm7-II7-IIm7-V7

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2024年10月23日 (水) 07:50時点におけるNaoki Yoshioka (トーク | 投稿記録)による版 (ページの作成:「{| class="wikitable" |- | '''Imaj7''' || '''IVm7''' || '''♭VII7''' || || |- | || '''VIm7''' || '''II7''' || '''IIm7''' || '''V7''' |} この転調は次のように説明できる。 ; 転調前 :* '''Imaj7''':トニック・メジャー :* '''IVm7'''-'''♭VII7''':全体としてサブドミナント・マイナーメジャー・キーのサブドミナント・マイナーだが転調先と…」)
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Imaj7 IVm7 ♭VII7
VIm7 II7 IIm7 V7

この転調は次のように説明できる。

転調前
転調後

転調前のメジャー・キーのサブドミナント・マイナーと転調後のダブル・ドミナントがピボットになっている。 この広義の「トゥ・ファイブ」のペアに対応するスケールであるが、IVm7=VIm7ドリアン♭VII7=II7 は、ミクソリディアンであろう。

ただし、♭VII7=II7 について、メジャー・キーのサブドミナント・マイナー代理 ♭VII7 はもともとミクソリディアン♯4であるし、ダブル・ドミナント II7 もミクソリディアン♯4が好まれる。 直前に IVm7=VIm7 が存在するため、原則論としてはミクソリディアンということになるのだが、実際にはそれほど区別されていないようだ。

また、IVm7=VIm7 についてもドリアンと書いてみたものの、メジャー・キーの IVm7 は本来 IVmmaj7IVm6)でアイオニアン♭3が対応し、また VIm7 に対応するスケールは原則としてエオリアンであるので、このあたりがどのスケールにもとづくかはほとんどの場合メロディでは判別不能で、ソロ中もある程度どのスケールでも許容されるようである。

このような転調として、次のような例をあげることができる。

  • Everything Happens To Me(Matt Dennis)26-28小節目