「Imaj7-♭VI7-♭IIm=VIImaj7-V7-Im」の版間の差分
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Naoki Yoshioka (トーク | 投稿記録) ページの作成:「{| class="wikitable" |- | '''Imaj7''' || '''♭VI7''' || |- || || '''V7''' || '''Im''' |} この転調は次のように説明できる。 ; 転調前 :* '''Imaj7''':トニック・メジャー :* '''♭VI7''':ダブル・ドミナント '''II7''' のトライトーン代理にあたるが、そのような和声的機能はなさそう。ただ、異名同音に寛容になれば '''♭VI7<sup>(♭9, ♭13)</sup>'''…」 |
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:* '''Imaj7''':[[トニック・メジャー]] | :* '''Imaj7''':[[トニック・メジャー]] | ||
:* '''♭VI7''':[[ダブル・ドミナント]] '''[[II7]]''' の[[トライトーン代理]]にあたるが、そのような[[和声的機能]]はなさそう。ただ、[[異名同音]]に寛容になれば '''♭VI7<sup>(♭9, ♭13)</sup>''' と '''Imaj7'''('''[[I6]]''')との[[コモン・トーン]]は意外と多い([[階名]]「ド」「ミ」「ラ」。さらに '''♭VI7alt''' | :* '''♭VI7''':[[ダブル・ドミナント]] '''[[II7]]''' の[[トライトーン代理]]にあたるが、そのような[[和声的機能]]はなさそう。ただ、[[異名同音]]に寛容になれば '''♭VI7<sup>(♭9, ♭13)</sup>''' と '''Imaj7'''('''[[I6]]''')との[[コモン・トーン]]は意外と多い([[階名]]「ド」「ミ」「ラ」。さらに '''♭VI7alt''' を考えれば階名「シ」も加わる)。 | ||
; 転調後 | ; 転調後 | ||
:* '''V7''':[[ドミナント]]。[[マイナー・キー]]なので、対応する[[スケール]]は原則として[[フリジアン♯3]]や[[オルタード・スケール]]となる。 | :* '''V7''':[[ドミナント]]。[[マイナー・キー]]なので、対応する[[スケール]]は原則として[[フリジアン♯3]]や[[オルタード・スケール]]となる。 |
2024年12月13日 (金) 21:29時点における最新版
Imaj7 | ♭VI7 | |
V7 | Im |
この転調は次のように説明できる。
- 転調前
どのコードへ進行することができるトニック・メジャーが、転調先のドミナントに進行して転調しているケース。 ただし、説明した通り、転調先がマイナー・キーのため V7 は短9度や短13度のテンションを持つことが考えられる。 転調後の V7 に対応するスケールと、転調前のキーに対応するメジャー・スケールとの間に、意外とコモン・トーンが多い。 したがって、近親調ではないキーへの転調にもかかわらず、比較的スムーズな転調であるといえるだろう。
このような転調には次のような例がある。
- All The Things You Are(Jerome Kern)の23-25小節目