短9度の禁則
提供: コード辞典
短9度は、不協和音程のなかでも特に破壊的な音程とされ、意図しない使用は避けるべきとされる。 これを「短9度の禁則」ということがある。
演奏や作編曲で意図しない短9度音程が生じないように注意を払う必要があるが、アボイド(広義、狭義)は、主に短9度の禁則を避けるための工夫のひとつと考えることもできる。
短9度音程は一部認められるケースもある。 認められる短9度音程は次のとおりである。
- ベース音とほかの声部が作る短9度
- ドミナント・セブンス・コードにおけるルートと短9度のテンションが作る短9度
- 民族音楽色の強い音楽や特定の効果を狙った短9度音程の使用など、短9度音程の意図的な使用
また、短9度音程ではないが、メロディなどのトップ・ノートとの短2度音程も同様に禁則とされる。
いずれもシンコペーションや相対的な強拍のように、音楽的なアクセントがある箇所や長い音価、また、短9度音程が同時に発音されるような場合に禁則とされる。メロディなどのラインが経過音的に動くことで生じるときに一時的にできる短9度音程はふつう禁則とはみなされない。