Im-VIm7-♭VII7=VIm-IIm7-V7
提供:コード辞典
Im | IVm7 | ♭VII7 |
IIm7 | V7 |
この転調は次のように説明できる。
- 転調前
-
- Im7:トニック・マイナー
- IVm7-♭VII7:全体としてサブドミナント・マイナー
転調前のサブドミナント・マイナーと転調後のドミナントがピボットになっている。
最初のコードは、転調後の IVm7 をトニック・メジャー代理のように説明することもできるが、このコードは必ずしもマイナー・セブンス・コードとは限らず、曲によってはマイナー・シックスス・コードやマイナー・メジャー・セブンス・コードが演奏されることもある。 したがって、和声の本質を掴み、かつ、演奏の選択肢を狭めないためにも、このコードはマイナー・キーのトニック・マイナーと考えるのが妥当だと考える。
この進行の例として、次のような曲をあげることができる。
- All The Things You Are(Jerome Kern)の1-3小節目
- I Hear A Rhapsody(G. Fragos, J. Baker, D. Gasparre)の1-2小節目