Imaj7-IVmaj7-VII7-IIImaj7=♭VImaj7-♭IImaj7-V7-Imaj7

Imaj7-IVmaj7-♯IVm7-VII7-IIImaj7=♭VImaj7-♭IImaj7-IIm7-V7-Imaj7、Imaj7-IVmaj7-♯IVm7(♭5)-VII7-IIImaj7=♭VImaj7-♭IImaj7-IIm7(♭5)-V7-Imaj7 についても説明する。

Imaj7	IVmaj7
	♭IImaj7	V7	Imaj7

この進行には以下のバリエーションがある。

Imaj7	IVmaj7
	♭IImaj7	IIm7	V7	Imaj7

Imaj7	IVmaj7
	♭IImaj7	IIm7(♭5)	V7	Imaj7

これらは次のように説明できる。

転調前

• Imaj7：トニック・メジャー
• IVmaj7：サブドミナント・メジャー

転調後

• ♭IImaj7：ナポリタン・コード
• V7、IIm7-V7、IIm7^(♭5)-V7：ドミナント、またはドミナントに関係コードが先行したもの
• Imaj7：トニック・メジャー

転調前のサブドミナント・メジャー IVmaj7 と、転調後のナポリタン・コード ♭IImaj7 とのピボットで転調している。

転調後におけるドミナントの関係コードは、IIm7 と IIm7^(♭5) の両方のケースがあるが、後者のほうがより転調前のスケールの影響を受けているといえる。

このように転調している例は次の通り。

• All The Things You Are（Jerome Kern）の4-8小節目、12-16小節目（14小節目のメロディに対して、 IIm7-V7（転調後）はマッチしない）。