「メジャー・コード」の版間の差分
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2024年10月13日 (日) 23:54時点における最新版
メジャー・トライアドに長7度を加えたメジャー・セブンス・コードと、メジャー・トライアドに長6度を加えた シックスス・コードがある。 ジャズ和声ではどちらも同一の和声的機能を持つので、原則として双方をメジャー・コードとひと括りに考える。
メジャー・コードに対応するスケールとテンション
メジャー・コードに対応するスケールは、アイオニアンとリディアンである。
9度のテンションは無条件に使うことができる。
また、メジャー・セブンス・コードにおいて、13度のテンションは無条件に使うことができる。
トップ・ノートがルートのときにはメジャー・セブンス・コードは原則としてシックスス・コードで演奏される。 なぜならコード・トーンの長7度とトップ・ノートで短9度(または短2度)音程が生じるからである。 また、トップ・ノートがルートでないとき、シックスス・コードに代えてメジャー・セブンス・コードを演奏することができる。
また、アイオニアンにおける完全4度は、コード・トーンの長3度と短9度音程が生じるためアボイドである。
- アイオニアン
- 1 2(9) 3 4(アボイド) 5 6(13) 7
- リディアン
- 1 2(9) 3 ♯4(♯11) 5 6(13) 7
メジャー・コードの主な和声的機能
メジャー・コードの主な和声的機能と対応するスケールは次の通り。
- Imaj7、I6
- トニック・メジャー。原則としてアイオニアンであるが、まれにリディアンも使われる。
- IVmaj7、IV6
- サブドミナント・メジャー。原則としてリディアンであるがふつう増11度のテンションが強調されることは少ない。結果として、特にソロのときアイオニアンとなっていることもある。
- ♭IImaj7
- ナポリタン・コード。リディアン。
- ♭VImaj7
- マイナー・キーにおけるトニック・マイナー代理。リディアン。
原則として、一時的な転調先も含め、トニック・メジャーのときはアイオニアン、それ以外はリディアンと判断してよい。