Imaj7-III7-VIm7=♭IIImaj7-V7-Im7

提供:コード辞典
Imaj7 III7
V7 Im7

これには、次のようなバリエーションもある。

Imaj7 VIIm7(♭5) III7
IIm7(♭5) V7 Im7
Imaj7 VIIm7 III7
IIm7 V7 Im7

これらの転調は次のように説明できる

転調前
転調後

ピボットによる転調というよりは、トニック・メジャーがどのコードへも進行できることによる転調と考えることもできる。 なお、VIIm7(♭5) が使われるとき、このコードが転調前後のキーに対応するスケールダイアトニック・コードであることも転調をスムーズにしていると考えることもできる。

このような転調には次のような例がある。

  • VIIm7(♭5)=IIm7(♭5)VIIm7=IIm7 も使わずに演奏されるもの
    • Confirmation(Charlie Parker)の9小節目から11小節目前半(パーカーの録音を注意深く聞くと、10小節目前半のメロディが階名「ファソミ♭」であることから一貫してこの小節目を III7=V7 としている。)
  • VIIm7(♭5)=IIm7(♭5) で演奏されるもの
    • Confirmation(Charlie Parker)の1小節目から3小節目前半、25小節目から27小節目前半
    • I'll Close My Eyes(Billy Reid)の1-5小節目
  • VIIm7(♭5)=IIm7(♭5)VIIm7=IIm7 で演奏されるもの
    • There Will Never Be Another You(Harry Warren)の1-5小節目